ASKA BLOG

覚えてたんだよなぁ・・・SWAY君

彼が、約20年前というんだからそうなのでしょう。

僕は、もう少し前じゃないかな?
と、思ったのですが、彼の記憶の方が正しいでしょう。

札幌で高校時代の「即席同窓会」が行われました。
数年間続いていましたが、彼と出会った時の同窓会は、特に印象深かったので覚えていたんです。

その時、二人の子を紹介されました。

一人は「演歌歌手」を目指していた子。
もう一人は「ラッパー」を目指していた子。

二人共に声をかけました。
どのような話をしたのかは覚えていません。

しかし、彼は覚えていた。

約束どおり、彼は「ラッパー」になりましたね。

「今度、渋谷ラインキューブに立つんです。ASKAさんと同じステージ立てるということを考えると、
あの日の約束を果たすことができたようで感慨深いです。」

正直にお話ししますと、約30年以上前までは、ラップは日本語には合わないと思っていたのです。
しかし、彼と会う頃には「ラップってずるいなぁ」に考えが変わっていました。
僕らポップミューミュージックは、Aメロからサビに向かうまで、様々な工夫をするわけです。

ラップは、リズムと言葉で韻を踏み、聴き手をリズムで掴んでおいて、
サビで大きなメロディをぶち込んでくる。

いきなりメロディが、現れるわけですから、
それだけで世界を変えることができる。

う〜ん、ずるいなぁーと。

ならば、と。
その手法を取り込んでみたのが、

「僕はミュージック」

でした。

英語は「子音」大切にし、
流れるように言葉を運ぶ。

しかし、日本語は全てに「母音」が強調されます。
それを逆手に取れば、言葉の一文字ごとにリズムを強調することができる。

同じラップでも、英語にはない強さを兼ね備えることができる。

世界に切り込むとするならば、ここなのかもしれません。

今では、

「この後、どんなメロディが出てくるのだろう?」

と、サビを楽しみに待つようになりました。

彼との出会いは、彼が中学生の時。
そして、約20年の時を経て、メジャーになっていました。

昨日は、お店が20時まででしたから、
音楽の話も雑多な話も、ギュッと詰め込んだ時間でした。

覚えてたんだよなぁ・・・SWAY君。

20年前と、同じポーズで。

https://www.youtube.com/watch?v=tRYPFH5eOWc

 

ASKA(2021/8/4 10:14)


覚えてたんだよなぁ・・・SWAY君のコメント

  • ニックネーム:ペペセブン
    僕はミュージックには、驚きました。
    ASKAさん、こんなの書けるんだと思って、感動してました。
    カッコイイが、素直な感想でした。
    いつかまた、あんな感じの曲を書いてください‼️
  • ニックネーム:s.k.
    連日の猛暑で、ぐったりしてしまう😣
    ASKAさんはお元気そうですね😊
  • ニックネーム:Bell
    二十年ってあっという間みたいですね。お二人とも余り変わっていません😊
    なんだか不思議🌴今日もいいお天気でした。
  • ニックネーム:han-chan
    ASKAさんの「チェゲラッチョ」ポーズお茶目で可愛い(*≧з≦)
    笑顔が素敵です🍀
    昔より若返ったような感じですねぇ\(^_^)/
    「僕はmusic」はそんな経緯があったなんて初耳でした
    改めて聴くとまた違う景色が見えるかも🎵
    いつもASKAさんの曲聴きながら風景を思い浮かべて旅をしている気分になります😆
  • ニックネーム:CHIKAKO@NAGOYA
    『僕はMUSIC』、キラキラーって感じの音にあふれてて、好きです!歌詞の「Way for Right」を「Way for life」だと思い込んでた!いま歌詞を読み返して気づきました(^◇^;)。
    「ゼロは越えられない」ってどういう意味かなぁ?